私が初めて圃場整備工事をした20年くらい前はまだ管排水というのがなく開水路(2次製品水路)が主流だったと思います。

10年くらい前の圃場整備は管排水の管種は私の地域ではポリ管を使っていました。しかし、長年使っていたポリ管の変形が確認されてから管排水路の管種も塩ビ管を使うようになりました。管排水路は道路の中に排水路の本管Φ200mm~Φ600mmを布設し、取り付け支管やT字管で各田んぼへ引き込み管を繋ぎこみ田面の排水を行う施設です。

管排水路になるとメリットは水路敷が不要(道路内に収まる為)になるため、田んぼの面積を大きくとる事が出来るようになります。しかしデメリットは、管なので田区排水桝より枝や、板が落ちてしまうと詰まりの原因となってしまいます。

管排水には最上流部に用水の管と繋げて水圧で溜まった泥を清掃できるように取り付ける洗浄水取入工や曲がり部に設ける点検管理孔なる施設もあります。洗浄水取入工は管排水路の最上流部と管用水を取り付け制水弁を設け、必要な時に制水弁を開けて管排水内を清掃します。点検管理孔は万が一詰まってしまった時などに下水の管清掃の要領で管内清掃や管内カメラ調査などができるようにした施設です。私も実際点検管理孔からカメラをいれて調査したら、田区排水桝から板が落ちていてゴミが詰まっていたのを確認した事があります。

管排水路は基礎砂施工後、管を布設管廻りを川砂で均等に埋戻し管頂まで埋め戻します。その上は30cm巻出しで現地土にて埋め戻します。田区排水桝が付く位置に本管に取り付け支管またはT字管を取り付け枝管を田面まで出しておけば整地の表面水を切る事ができます。道路の法面整形完了後田区排水桝を設置します。