整地工は、現地の表土厚さや、表土下の壌土(じょうど)【表土になりうる土】の有無、切土盛土厚さの程度や表土内に石が混入しているかなどの諸条件により変わってきます。

整地工の種類は

  1. 簡易整地
  2. 部分表土扱い
  3. 表土扱い

の3種類に大きく分けられます。

1.の簡易整地(ぶんならしとも呼ぶ)は比較的平坦な場所で旧田を均してもさほど段差がなく表土厚さも確保できる場合に用いられます。長所は、基盤整地を行わないので作業サイクルが早く、安価で施工でき工事費が安く抑えられます。短所としては旧道路、水路跡が作付け後クッキリ違いがわかります。色味が違います。私は農家ではないので発育状況の違いはわかりませんが、みごとに旧道路水路跡がわかります。しかし、1~2作で色味の違いはわからなくなります。たぶん・・・汗(理由は1作目は注意して作付け状況を見ていますが、2~3作目となると違う現場にはまっていて見る機会がなくなるので正直よくわかりません。

2.の部分表土扱いは簡易整地をすると部分的に(全体面積の40%未満だったような気がします)表土厚さが確保できない部分を部分的に表土扱いする整地方法です。この方法は、机上では簡単ですが実際部分表土扱いをやってみるとその管理の仕方がめんどくさいです。考えてみてください。田面は整地作業を行うと必ず下がります。下がった面と計算上の表土厚さには差異が生じますので部分整地を先行っても表土を戻した後、掘ってみないと本当に表土厚さが確保できているかわかりません。部分表土扱いは技術屋泣かせの整地方法と言わざるを得ません。

3.の表土扱いは、ブルドーザにて隣の田んぼに表土を全て剥ぎ取り預けます。預け終わったらブルドーザBD60~BD30程度で基盤面を整地します。この時、道路材も一緒に出していきます。基盤均平が基準値内に収まっていたら表土を戻し均平ととって整地完了です。

 

今までは整地工の種類でしたが、実際の土質により施工方法が変わります。

1.乾土整地(かんどせいち)

2.湛水整地(たんすいせいち)または水整地とも呼ぶ

上記2つの違いは表土内に石があるかないかで違います。

1.乾土整地の長所は仕上がりが綺麗で均平測量後手直しが容易である点です。石が無い場合はこちらの整地方法しかありません。

2.湛水整地の特徴は表土内の石を沈める為に、田面に水を張りブルドーザでかき混ぜ、泥水にします。石は重いので下(表土下)に沈み、泥水にすることによって均平になろうとします。短所は湛水整地完了後水を落としていきますがドロドロな為しばらく測量ができません。万が一管理値を外れていてもある程度落ち着くまで手直しが出来ない点です。あと、田面に伸びた草が駒微れになり水辺に浮き、風によって田んぼの4隅のいずれかに流され留まります。私は見た目が悪いのでその草は処分していましたが、お金がと時間がかかります。

hyoudo

表土剥ぎ取り

基盤整地

基盤整地状況

表土戻し

表土戻し状況

湛水整地

湛水整地状況